日中戦争について

■はじめに

最初に断っておきますが、私はほとんど歴史を知りません。知らない人間がなんとか知り得たことを書いていこうと試みているわけですので、不十分なものであることは重々承知です。であるから、「知っている」人から見ると色々と指摘したいことがあるかも知れません。そういうわけでして、何か指摘がありましたら、どうぞご指摘ください。ですが、単なる批判ですと私も勉強のしようがありませんので、なにか言いたいことがありましたら、その出典や根拠と共にお知らせ頂けますと幸いです。

繰り返しになりますが、私は歴史が大変に苦手です。
理由の一つには、「あまり興味がない」ということが大きいと思っています。
徳川家康が何年に何をしたとか、○○戦争が何年にあったとか、縄文時代がどんな時代だったのかとか、そういうことに全然興味がないのです。
中学の頃には赤点をとるほどに悪い点数ではなかったです。それはきっと、単純な暗記科目として取り組んでいたからだろうと思います。暗記さえしてしまえばそれなりの点数が取れます。しかしながら学校教育の悪い側面だと思いますが、興味がなく単なる暗記で乗り切ってしまったが故に、卒業してしまうとほとんどさっぱり忘れてしまいました。さっぱり忘れてしまっていても人生を生きていく上では特に不自由がなかったのです。

■近代史

確かに徳川家康や縄文時代のことを知らなくても特に日常生活や人生には不都合はありませんが、近代史をあまり無視しすぎるのはよくないなと思い始めております。

というのも、わずか約70年前の南京事件があったのか無かったのかという史実さえはっきりしないですし、日本国憲法が押し付けられたのか自主的に作られたのかという直近のことさえはっきりしていない(と主張されている)からです。

だいたい、70年前のことさえはっきり分からないのに徳川家康の時代のことを分かったように語られるなんて、私から見れば眉唾物です。もともとそのような学究的探究心が薄い私はそのように考えます。まあ、そんなことはどうでもいいのですが。

■真珠湾攻撃

歴史なんてほとんど知らない私から見て、なんとなく知っているのは日本が宣戦布告なしでアメリカの真珠湾を攻撃し、その報復で日本国内の空襲を受けたという知識くらいです。東京大空襲なんて言う言葉は知っていますし、焼夷弾が大量に落とされて大量の民間人が殺害されたこともなんとなく知っています。さらにそれが進むと、先ほど「宣戦布告なし」と書きましたが、それはちょっとした手違いだったというようなことも知識として入ってきます。実は宣戦布告はしようとしていたらしいと言うようなことです。

なんとなく、よく知らない私のような者から見ると民間人の大量虐殺は国際法違反じゃないかとか、アメリカはひどい国だとか、そのような意見もちょっと考えてみたりもします。原爆を2発も落とされたことも、原爆を落とされた国が世界中で日本だけであることも、なんだかとても不幸な被害に思えてしまいます。

戦争は終わった、はずです。終戦したのではないのでしょうか。天皇がラジオで敗戦について、玉音放送でしたっけ。述べたという知識もあります。敗戦したんですよね、きっと。敗戦ではなく終戦だと言うことも聞いたことがあって、この辺りは実はよく分からないです。

日本は負けた。だから、未だに米軍基地が日本にたくさんあって、なぜか日本がその施設代金を支払って、なぜか東京上空を飛ぶ自由はまだ日本に返還されてなくて、なぜかトランプ大統領が日本にやってくる時は横浜米軍基地経由で、つまり日本の空港を使わずにやってくるわけですね。米軍基地経由でやってくるアメリカ人は、パスポートなしで日本国内に入れてしまうそうですね。知ってましたか?そんなのありなのでしょうか?

まあ、この辺は日米地位協定について調べていくとちょっと気になり始めることです。
矢部 宏治さんあたりの本なんかを読むと怖くなってきます。

ああ、日本はまだ占領下にあるんじゃ無かろうか。そんな気がしてきます。
だからアメリカから不当な要求を受けても断れないのか。
そんな風に考えると理解が進みます。
でも、これはいつまで続くのだろうか?
そんな疑問も浮かびます。

■開戦の経緯

でも、今回はそこからの論の発展ではなく、日中戦争について少し書いてみたいと思います。
というのも、近代史を遡っていくと、今のところ引っかかっているのが日中戦争だからです。
真珠湾攻撃があったのは知っています。
さらにそこから調べると、なにやらABCD包囲網というのがあったことが分かります。
日本は、海外から資源を輸入できなくなったのですね。
日本のような資源の乏しい、輸入に頼らざるを得ない国にとっては資源の輸入を禁じられることはとても厳しいことです。
だから、追い詰められた日本は真珠湾攻撃に踏み切った。
そのような知識を私は得ました。

なるほど、そうか。じゃあ、そんな風に日本を追い詰めたABCDという国が悪いんじゃないか。
悪いのは奴らだ!
日本は犠牲者であって、悪くない。
東京大空襲だって、民間人が大量に犠牲者になった。
日本はいつも犠牲になってるんじゃないか。
悪いのは他国だ。
そんな風な気がしていたこともありました。

■清水潔さん

少しばかり彼のことについて書いておきたいと思います。
というのも、南京事件についてきちんとした調査をした人として強い印象を持っているからです。
その調査に対する姿勢を見て、この人は信頼に足る人だと判断いたしました。
その前の「桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)」や「殺人犯はそこにいる (新潮文庫)」を読み、この人のジャーナリストとしての姿勢は本物であると感じました。

そこから「「南京事件」を調査せよ (文春文庫)」へとたどり着いたような状況です。

どうも、彼は私にとって気になる存在のようです。

その人があるノンフィクションの文章を書くという宣伝を見かけました。
「小説野性時代 (2019/4号)」という雑誌というかムックというか、分厚い月刊誌のようです。(後から分かったことですが、ムックでした)
私は今までついぞそのような名前のムックの存在を知りませんでしたし、今後二度と手を出すこともないかも知れません。
まさに、清水さんが投稿したというので買ってしまったという感じです。

これは日中戦争についての調査報道です。
南京事件を扱う人ですから、日中戦争を扱うというのは不思議ではないと思いました。
そして、どうにも南京事件というのは私にとって気になる事件ですから、やはりなんとなく日中戦争も気になるわけです。
といっても、やはり私は専門家ではありませんので、もともと大して興味もありませんし、素人がちょっと手を出すという程度のスタンスでしかありません。
私など、先ほども述べましたように、中学生時代の勉強内容すら抜け落ちている状態ですので、言ってしまえば中学生以下の知識しかありません。

さて、この清水潔さんが書いたノンフィクションを読んで、一体どう感じたのか、少し書いてみたいと思いました。なぜならば、私がここに書き残さなければ、この調査結果はたぶんほとんどの人の目に触れずに消え去ってしまうと思ったからです。彼の書いたいくつかの本はきちんと単行本として出版されていますのでAmazonで買うこともできますし図書館で借りることもできます。ですが、この読み切りのそう長くない文章では単行本化は難しいのでは無いかと思いました。

であれば、誰かが宣伝しなければいけない。そう思ってこの文章を書いています。

■重慶爆撃

簡単に言いますと、蔣介石を倒したい日本軍は中国の内陸部深くまで彼を追っていき、その過程で1938年から1941年にかけて重慶を中心に焼夷弾を使用した絨毯爆撃を行ったと言うことです。軍事施設とは関係のない大学とか、民間人のいる公園や民家など、ところ構わず爆撃し、民間人を大量に殺害したようです。

東京大空襲は1944年から1945年にかけて行われたらしいですね。そして、この東京大空襲での民間人大虐殺は、どうやら重慶爆撃のしっぺ返しのように思えてならない、そのような論の展開でした。私もこの調査内容を読んでそのように思いました。あまり詳しく書きすぎると結局全部書かなければいけなくなってしまうので調査の根拠などは省略します。全部このノンフィクションの中に書かれています。

今の日本の現状から見れば、特に私のような歴史オンチから見ると、当時どうして中国を攻めなければいけなかったのかさっぱり分からないです。そして、この本を読んで思ったことは、今の日本はプロパガンダとして「中国から攻められる」なんて言うことを言ったりしていますが、歴史的に見ると日本の方がよっぽど危険な国なんじゃないかと思えてきます。

■まとめ

まあ、素人がいくらちょっと知ったことを書いたところで、大したことはありません。私がここでやりたかったことは、「どうも常識として広く知れ渡っていることは間違っているかも知れない」という視点をなるべくたくさんの人に持ってもらいたいからです。特に、敗戦時に公文書が大量に焼却されたそうですし、「資料がないからそんな事件はない」という理由で事件の存在を否定するのは難しそうです。そこから言えば、まだまだ何重にも知らないことがあるのかも知れませんし、もうあと10年もすれば生き証人もいなくなって永遠にはっきりしないままなのかも知れません。

私がここに書いたことを覆す新しい事実が発見されるのかも知れませんし、そんなことは分かりません。

ただ、私としてはなんとなく、「加害者としての日本」と言うことについても考えてみることは必要ではないかと思うわけです。なんか最近日本を美化するプロパガンダが流布される傾向がありますので、きちんと事実に基づいた考えを持つ必要があるという風に思います。日本人の持つ暴力性についても、きちんと把握して認識する必要があると思います。

今回は以上になります。

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