2019年参議院議員選挙について1

■はじめに

2019年7月、参議院議員選挙が行われています。
7月21日(日)には投票ですから、ちょうどあと1週間です。

私はテレビを見ませんので分からないことですが、選挙はどの程度皆さんの関心事になっているでしょうか。
ちょうど間の悪いことに、梅雨と重なってしまいました。
選挙期間中の土日の天気が悪いと言うことは、人々が各党の選挙演説を目にする機会が減ると言うことです。
今回は第25回参議院議員通常選挙だそうですが、前回、つまり3年前の第24回の時には投票しなかった人が46%いました。
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/sangiin24/index.html

私は、昔は選挙や政治にそれほど興味を持っていませんでした。というのも、誰が当選しても大して変わらないと思っていたからですし、また、ある程度悪質な政治腐敗に対しては自浄作用が働くと信じていたからでした。政治家が何らかの問題(お金の問題など)で失脚するのも珍しいことではなかったように思います。でも、今はどうでしょうか。森友問題で明らかに公文書の改ざんという問題を起こしながら、改ざんに関わった38人全員が不起訴処分になりました。ちょっと調べてみましたが、公文書偽造は刑法第155条の違反であり、懲役刑が科されるほどの重罪なのです。ああ、自浄作用はなくなってしまったのだと知りました。いくら何でもこれだけ報道されて社会問題にまでなって、それで不起訴はないだろうと思いました。

そして、相変わらず財務省のトップには麻生氏がヤクザみたいな態度で君臨し続けています。日本は、いつの間にかその姿を変えてしまったみたいです。あるいは潜在的に抱え続けてきた問題が表面化したと言うべきでしょうか。

■参議院

まあ、選挙とは言っても参議院議員選挙です。
なんとなく、参議院で頑張ってもしょうがないというイメージがあります。
私も詳しいわけではありませんが、「衆議院の優越」という原則があるみたいです。
せっかく参議院で否決しても、もう一度衆議院に差し戻されて強行採決されてしまうようなことがあり得るわけです。参議院の存在意義みたいなものが少し弱い印象があります。

でも、どうでしょうか。
衆議院は首相の独断で解散してしまえます。
私は、今でも前回の衆議院議員選挙(2017年に行われた第48回衆議院議員総選挙)は納得していません。
国会を開くように正式要請されているのに、3ヶ月も拒み続け、ようやく開催したと思ったら冒頭で解散してしまいました。(2017年9月28日のことです)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2017/zen/CK2017092702000307.html
そもそも、森友加計問題で疑義が晴れないために野党が臨時国会を召集要求したのであって、それを98日間放置したあげくに開催したと思ったら解散するというのはもはや暴挙としか言いようがありません。今回の参院選で自民党は「野党は憲法の議論に応じるべき」などと発言しているらしいですが、それよりも自らの襟を正すべきですね。

■2017年

2017年というと、もう随分過去のような気がしますが、何があったでしょうか。
森友問題で追及された首相が、「私や妻が関係していたら国会議員を辞める」と豪語したのが2017年2月17日。
そして6〜7月は森友問題に加えて加計問題がヒートアップしていました。
https://www.asahi.com/topics/word/加計学園.html
当時、2017年9月28日に発表された衆議院の解散については「国難突破」だと説明されていましたが、普通の市民感覚から見ると、国難というのはつまり自分が追求されていること自体を指しているのだろうと思いました。というか安倍首相そのものが国難じゃないかとヤジられていましたが、私からもそう見えました。

首相の権限で一方的に解散することが出来る衆議院というのは、いつ国会議員の身分を失うか分かりませんから、とても不安定だという風にも言えます。ですが、参議院は少なくとも一度当選すれば6年間はその身分を失うことがありません。そういう意味で、軽視は出来ないと思います。

(首相が衆議院の解散権を持っているというのは、私は正義に反すると思っていますので、これは将来的に改められるべきだと思っています。)

■なぜ今回の選挙について文章を書こうと思ったのか

私自身は、今回の選挙に対してそれなりに強い関心を持っています。
と言っても、具体的なアクションとしては大したことをしていません。
そう言えば唯一やったことと言えば、れいわ新選組が秋葉原で街宣をする時に山本太郎の演説を見に行きました。
あとは、Twitterを使った情報拡散をしたり、れいわ新選組の広報演説動画を見たりしています。(どうも私はれいわ新選組に強い関心を示しているみたいですね。)

どうして私が今回の選挙に強い関心を持っているのかというと、自民党が改憲すると言っているからです。
ああ、いよいよ総仕上げをするつもりかと思いました。
何のことでしょうか。
憲法違反の集団的自衛権行使を可能にし、特定秘密保護法案や共謀罪など、数々の強行採決をしてきた安倍政権が、いよいよ憲法を変えると言っているのです。
憲法9条に自衛隊の文字を書き込むだけだと言っているようですが、戦後初めて憲法を変えようとする途方もないエネルギーを使って、「何も変わらない」ことをわざわざ実現しようとするはずがないと思いませんか?さすがにそんな簡単に騙されるバカな人はいないと思いますが、いや、油断は出来ません。日本人は思考能力を奪われていますから、お上が言ったことを鵜呑みにする人もいそうな気がします。

集団的自衛権を行使可能にしたら、次は実際に行使したいと思いますよね。当たり前のことです。
集団的自衛権って、何なんでしょうか。要するに、わざわざ外国に出かけていって戦争をする権利だと言うことです。日本はずっと専守防衛だと思っていましたが、そうではなくなるのです。
https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/self-defense.pdf

ちょうど今、イランとアメリカとの関係が緊張度を増しています。トランプ大統領は、日本にもホルムズ海峡に来て警備の仕事をしろと要求しています。しかしですね、警備の仕事とは言っても、工事現場の警備員とはわけが違うのです。武力行使をする可能性があると言うことは、武力行使される可能性があると言うことです。つまり、要するに、ついに日本は戦争に巻き込まれる可能性があると言うことになるのです。南スーダンの時のような言い逃れは出来なくなるでしょうね。

■憲法についてもう少し

自民党の改憲草案には「緊急事態条項」というものがあるそうです。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/03/kinkyu-jitai-joukou_a_23426043/
「非常事態の際に政府に権限を集中させ、国民の権利を制限する」という記載があるそうですが、今の安倍政権はそんなに信頼に足る政権でしょうか。高度プロフェッショナル法案の法案審議の時にも全然国民の声なんか聞いてませんでしたよね。特に、この太平洋戦争当時のような表現は一体なんなんでしょうか。

私が接している情報メディアでは、だいたい「憲法は国家を縛る法である」と教えてくれています。まあ憲法は国の最高法規ですから、首相さえも従わなければならないと言うことになるわけです。独裁制ではないのですから、そうなる理屈です。権力の暴走は抑止しなければなりませんからね。
http://editor.fem.jp/blog/?p=112
でも、自民党は、自分たちが従わなければならない最高法規を変えてしまおうとしているわけです。
集団的自衛権という、当時「憲法学的クーデター」とまで言われた法案を強行採決してきた上で、今まさに、自らが軽視してきた憲法まで変えようとしているわけです。
http://www.ichiben.or.jp/opinion/opinion2015/post_295.html
ある人は、「詐欺師が詐欺罪をなくしてくれと要求するようなものだ」という風に表現しています。

私は、この「なんとなく戦争に向かっていく雰囲気」に対して、日本国民の一人として抗うべきであると考えています。先の大戦(アジア・太平洋戦争)では、有無を言わさず国民は戦争にかり出されて大変悲惨な目に遭ったんですよね。今せっかく、その戦争の惨禍を繰り返さないという憲法を手にしているのに、一方的な勢力の力によって改憲に向かうのは良いことだとは思いません。

かといって私は未来永劫憲法に手を付けるべきではないと言っているわけではありません。集団的自衛権のような明らかに違憲なものを放置している現状を直ちに修正し、一度あるべき姿に戻してから改めて議論に応じようと言っている立憲民主党の主張は正しいと思いますし、何にしても現在の日本は主権者教育なんて全然行われていませんし、憲法のことだって義務教育の中でどれだけ教えているのでしょうか。機が熟すまで待つべきだというれいわ新選組の山本太郎氏の発言にも頷けます。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00000008-wordleaf-pol

日本は、たぶんアジア・太平洋戦争の総括をしてこなかったツケを今払わされようとしているのだと思います。例えば、「あのような悲惨な戦争は二度と繰り返してはならない」とか、「東日本大震災を経験したのだから、日本は原発を無くすべきだ」とか、そういう国民全体的な総括です。私は研究者でもないし歴史に対して興味がとても薄い人間です。それでもやはり、日本人にとって20世紀の戦争は悲惨だったし、あのような戦争の惨禍は二度と繰り返してはならないと思っています。

「二度と繰り返してはならないものを二度と繰り返してはならないと決断する」ことは、とても重要なことだと思います。それによって歴史が一段階進化するのだと思います。

■情報統制

今の世の中、日本みたいな平和な国で、中国のような、北朝鮮のような情報統制があるはずがない。
そんな風に思う人がいるでしょうか?
私はそうは思わないです。
今のようにインターネットの発達によって情報の洪水のような状態であってさえ、情報の統制は可能なのだと思っています。

私はTwitterを使って情報収集や情報発信をしておりますが、本来は趣味的な利用に集中したかったのに昨今の政治腐敗をただ黙って見ていることができず、政治的な発言や情報拡散などにもある程度力を入れてきました。
ところでTwitterというのはいくつかルールがありまして、過度に暴力的な書き込みなどはアカウント凍結などの対象になります。正確なルールは今改めて見る気にもなりませんが、まあ基本的に社会的に穏当と思われる範囲を超えてしまうと危ないと言うことです。

一度私自身も政権与党に対する「過激な」発言をしていた頃がありまして、アカウント凍結の憂き目に遭ったことがあります。
正直納得いかなかったのですが、まあルール違反しているのに「納得いかないから凍結解除してくれ」と訴えたところで聞いてくれないのですね。

そういうわけで、現在は実に穏やかにアサーティブに自分の意見を書き込むように心がけています。批判的な意見であっても、もちろん当たり前ですがアサーティブな方法で表現することは可能なわけですね。
だからもちろん、今のアカウントは凍結されておりません。
フォロワーも少ないので細々とやっております。
たまに影響力の大きなインフルエンサーの方にRTされて自分の発言が多くの人の目につくこともありました。

まあ、そんな感じで細々とやっていたわけですが、最近妙に「いいね」の数が少なくなったなと感じていました。
私自身の発言の傾向や頻度はそれほど変わっていないにも関わらずです。
ある方からの情報でその原因が分かりました。
どうやら私のアカウントはShadowbanされていたようなのです。

#Shadowbanとは何か
https://nagished.com/20190302/twitter-shadowban

#自分のアカウントがShadowbanされているかどうかは下記サイトで分かります。
https://shadowban.eu

ルール違反なら警告するなりアカウント凍結するなりするのだと思いますが、私は極めて自覚的に穏やかな文面での書き込みに努めていますから、それは無理だと思います。でも、私の発言は現在の政治に対する批判が多いため、何らかの理由で目の敵にされたのではないか。そう思っています。

Shadowbanされたことは、本人に通知されません。それ故に、自分の発信力・影響力が奪われたことに気が付かないことがありますし、何という巧妙な方法で情報統制するのかと思いました。

■報道の自由度ランキングもう一度

先日も報道の自由度ランキングについて触れましたが、もう一度触れておきます。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43917270Y9A410C1000000/

私はテレビを見ませんし、従って自動的に入ってくる情報には比較的警戒している方です。
テレビを見ないと言うことはNHKを見ないと言うことですが、例えばNHKを退職して大阪日日新聞論説委員へと移った「相澤冬樹記者」という方がいます。例えばこの方がなぜNHKを辞めたのかと言うことは知っているわけです。森友問題でスクープを報道したら上層部の逆鱗に触れて飛ばされてしまったと言うことですが、それはつまり、NHKは正義を放棄しているわけです。
https://dot.asahi.com/wa/2018122900024.html

民放はどうなのでしょうか。結局私はテレビを見ないにも関わらず、情報はある程度は入ってきます。『上田晋也のサタデージャーナル』(TBS)という番組が、政権に対する比較的厳しい視点で知られていましたが、先月(6月)で終了してしまったそうです。これが不可解であるという論調があちこちで見られました。
https://lite-ra.com/2019/06/post-4781.html

他にも、『報道ステーション』(テレビ朝日)で小川彩佳アナウンサーが降板するとき(2018年9月)も、どうもきな臭い話が聞こえてきたものです。見えないところで圧力がかかってるんだろうなあと思っていました。
https://wezz-y.com/archives/57864

どうでしょうか。
みなさんは、意思決定するための基盤となる情報を知らない間にコントロールされていないでしょうか。
意外と今は怖い時代だと思います。
とりあえず、怖い時代を一歩抜け出すためには、野党に投票するというのが大事なことだと思います。政治に無関心とか、諦めから投票自体を放棄してしまったら、放棄した人の意思は政治に反映されないことになります。

私自身も、諦めの中を生きてきた人間です。でも、もしも今、投票するだけの力がまだ残っているのなら、期日前投票でも何でもいいから、投票して欲しいと思います。

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