2019年参議院議員選挙について2

各党や各候補者について、もう少し書いてみたいと思います。泣いても笑っても明日が投票日です。それで日本の今後の進む道が少し変わるかも知れません。変わらないかも知れません。私としては、投票を放棄したり無関心な人がどれだけ力を振り絞れるのかと言うことに関心を持っています。

無投票というのは、自分の意思表示を放棄すると言うことです。それには色々な理由があるでしょうが、代表的なものとして「諦め」があるのではないかと推測しています。自分が所属する集団の組織運営に対して、自分の意思が反映されるという経験をしている日本人は少ないのではないかと私は見ています。学校でもそうではないでしょうか。何を隠そう、私自身もそうです。

そこにはそうなるだけのメカニズムがありそうです。自分の意見が無視された、聞いてもらえなかった。集団の最小単位であり、生まれてきて一番最初に所属する「家族」の中でもそういう経験をしている人がいるかも知れません。あるいは「学校」の中でそのような経験をするかも知れません。社会に出る頃にはすっかり順応している状態であったとしても不思議ではありません。

経験をすることで、集団との関わり方を学習するわけです。「学習性無気力」とか「学習性無力感」のような言葉をTwitter上で見かけた記憶がありますが、その概念は実際に事実に即したものだと言えそうです。それらは学習されたものです。例えばヨーロッパ圏で生まれ育てば、もう少し主権者意識が芽生えているイメージが描けないでしょうか。

日本に生まれると言うことは、主権者教育を受けないと言うことです(自己責任で個人として好きに生きるというのとはちょっと違います)。その環境の中で主権者として、自立した意思決定で投票をするというのは、それなりに環境(社会)に抗う行動でもありますから、やはり多くの人にとって「力を振り絞る」ような努力が必要なのではないかという気もします。

■新聞から無視される政治団体

参議院議員選挙が始まってから、新聞では各党の政策の違いなどを比較表にしてみたり、有権者が選びやすいように情報を提供してくれています(私は東京新聞しか読んでいませんが)。しかしながら、あれ?と思うことがありました。

例えば7月4日(木)の東京新聞朝刊によれば、前日の7月3日(水)に行われた討論会で与野党7党が論戦を展開したと報じられています。ここでいう7党というのは、自民・公明・立憲民主党・国民民主党・共産党・維新・社民党のようです。翌朝7月5日(金)の朝刊(東京新聞)でも、7党は大きく報じられていますが、山本太郎のれいわ新選組は扱いが小さいですね。

ただ、これは政治団体が政党として扱われるための法的要件が理由のようです。いくつか規定があるみたいですが、分かりやすいところでは「国会議員5人以上」という要件があります。何しろ今年4月に立ち上げたばかりの政治団体ですから、まあ現時点では満たせているはずがありません。これはしょうがないですね。

でも、しょうがないと言っても私は個人的にかなり「れいわ新選組」を推していますから、この状況は気に入らないわけです。それでは、少しこの変な政治団体について書いてみたいと思います。

■山本太郎

私にとって、山本太郎という人間はちょっとばかり目が離せない存在なのですね。なぜならば、全身全霊で政治家をやっているという感じがするからです。まさに「命をかけて何かをするというのはこういうことだ」という見本の一つのように思っています。

例えばこれは2018年7月17日 参議院 内閣委員会にて山本太郎が追求した様子を撮影した動画と、関連記事です。

https://www.youtube.com/watch?v=xdY3N8Xv5Eo

https://note.mu/jun21101016/n/n21ea044978d9

https://note.mu/nora_journal/n/nf7d836189788

これは一時期「ケチって火炎瓶」というハッシュタグでTwitter上拡散された事件です。

安倍首相と暴力団の癒着疑惑、「#ケチって火炎瓶」事件が国会で追及される!?

簡単に要約すると、1999年に行われた山口県の市長選挙で、安倍晋三事務所が相手陣営に対する選挙妨害の依頼を暴力団関係者へと行ったが、その支払いをケチったために火焔瓶を投げ込まれたという事件です。(行ったという事実認定は
ここでハーバー・ビジネス・オンラインが言及している判決文というのはこれでしょう。

http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=34547

(「全文」をクリックすると判決文がPDFで表示されます。6ページ目(2−ア)に事実認定された記述があります。)

山本太郎はこの件を国会で追求したのです。現役の総理大臣が暴力団関係者との癒着が疑われると指摘されたわけですが、結局安倍政権がスキャンダルで退陣することもありませんでした。当時、私はこれ一つとってみても安倍政権が退陣する理由になると思っていましたが、そうなりませんでしたのでびっくりしました。

この件は、立憲民主党の枝野代表でさえ追求しないという弱気な発言をした(2018/9/3)とされますが、それと対比すると山本太郎の追求は見事です。結果としては確かに政権交代まで持ち込めませんでしたが、それでも彼の孤軍奮闘ぶりには頭が下がる思いです。

安倍総理による反社会的勢力への選挙妨害依頼疑惑「ケチって火炎瓶」事件について枝野氏「確定されている事実があるが、現時点で政治的な問題としてコメントする知見はない」~9.3立憲民主党 枝野幸男代表 定例会見

私は、一度山本太郎をすごく近くで見たことがあります。何だったか、何かのデモで新宿アルタ前にて複数人による演説がありました。その時に、まだ演説していない、現地に到着したばかりらしい彼の姿を見つけました。彼は、すごく民衆の中に自然に溶け込んでいました。彼は、人の前に立たない時には普通の一般人と大差ない目立たない存在でした。でも、何人かのデモ関係者とか、SEALDsの奥田愛基氏なんかと親しげに言葉を交わしているその様子を見て、ああ、彼は本当に市民の中に身を置く人なんだと感じたものです。

■れいわ新選組

それでれいわ新選組です。
これまで、山本太郎というのは一人で戦ってきた印象があります。国会で戦う時、彼は一人で戦っているように見えました。参議院議員の任期は6年ですから、つまり彼は今まで6年間、一人で戦ってきたのです。

いや、、かつて何かがあった。そうそう、調べてみて思い出しました。3年前、2016年の参院選で東京選挙区から「三宅洋平」氏が立候補したのです。私は渋谷まで応援演説を聴きに行って、その時の熱気を今でも覚えています。彼の言葉には夢があった。そして、「山本太郎を一人にするな」と言っていたのも記憶しています。あの時、あの選挙で彼が当選していれば、山本太郎の味方になっていたはずです。ですが結果は落選でした。今改めて投票数を見ると、三宅洋平氏の得票数は249,634です。(2016/7/11東京新聞朝刊臨時)

東京に視点を絞ってみた時に、例えばこの時東京選挙区では朝日健太郎氏という自民党の新人が637,218票で当選していますが、当選してから今年までの3年間、何をしていたのでしょうか?何にも話題にも上りませんし、数合わせみたいな役割で当選したのなら、三宅洋平氏に譲って欲しかったです。

他にも、この時の選挙で当選しておきながらその後現在に至るまでさっぱり存在感のない国会議員がたくさんいますね。(今井絵理子は何をしているんでしょうか)

そうか、そうですね。思い出しました。今回の参院選は、当然ながら前回の結果を踏まえて行われるわけです。私は、最初あまり関心を持っていませんでした。山本太郎一人ならたぶん当選するだろうと思っていたからです。しかし、ニュースを見ているとどうもそうではない。2億円集めたとか、新しい政党を立ち上げるとか、一体彼は何をするつもりなのか。当初はあまり良く分かっていませんでした。

■東京選挙区

なんだか状況はよく分かってませんでしたが、とりあえず参院選が始まり、7月5日(金)に秋葉原で街頭演説をするというので行ってきました。山本太郎の演説はいつもながら「さすが」と思わせるものでしたが、続いて出てきた候補者に「?」という思いがしました。「野原ヨシマサ?誰それ?」という感じです。どう見ても知らないおっさんでした。その時の記録がこれですね。ちなみに私は隅っこにいたので写真には写っていません。

https://v.reiwa-shinsengumi.com/activity/648/

この、野原ヨシマサ氏というのは創価学会員だそうです。と言っても、別に知名度なんかないでしょうね。でも、ここでは創価学会員だということがとても意味を持ちそうです。2018/9/30の沖縄県知事選挙でも、2018/6/10の新潟県知事選挙でも、公明党の出方が注目されていました。片や公明党の中でも離反者が多かったために玉城デニー氏が当選し、片や公明党が十分に協力したために花角英世氏が当選したとされています。面倒なのでこの件については出典の掲載をパスしますが、過去のニュースを見ればなんとなくその雰囲気は掴めると思います。

色々と調べると難しくなってくるのですが、とりあえず「公明党=創価学会」と考えてもそう間違いではなさそうです。今回はもう間近に迫った投票日に向けて文章を書いているので、多少は端折らせて頂きます。まあ、創価学会は公明党の支持団体と言うことは公明党のホームページに明記されています。

公明党の素朴な疑問

(ちょっと脱線しますが、このFAQを見ていて「憲法が規制対象としているのは、「国家権力」の側です。」という記述を見つけました。自民党は今回、改憲することによって規制対象を国家権力から国民へと変化させようとしていると聞いておりますので、公明党がそれに対してどのように応じるのか見物です)

それで、話を元に戻しますと、今回公明党は東京選挙区で公明党代表の「山口なつお」氏が参議院議員4期目を目指して立候補しています。野原ヨシマサ氏はこの対抗馬なのですね。その意味がよく分かりました。

■演説

これは7月12日(金)に東京の品川駅で行われた演説の録画です。
ちょっと長いので、私は山本太郎の部分とやすとみあゆみの部分しか見ていません。
山本太郎は、消費税の廃止を訴えていますが、どのようにしてそれが可能なのかという根拠をきちんとすごくわかりやすく示してくれています。
やすとみ歩

https://v.reiwa-shinsengumi.com/candidates/ayumiyasutomi/

は、馬の話をしています。最初は「なんで馬?」と思っていたのですが、時間をかけて徐々にその意味が分かりはじめてきました。

■やすとみあゆみ

彼については語りきれないのです。
でも、選挙活動最後の日に行われたこの演説は、日本の歴史に残るのではないかと思うくらいの名演説でした。
私は、今回の投稿で本当は彼について一番書きたかったのです。
ですが、一応公職選挙法の規定も気になりますので、もう時間がありません。(現在7月20日(土)の23:36です)

■たつみコータロー

彼についてもたくさんリンクを貼って、書きたかった。でも、時間がありません。
彼は、確か大阪選挙区からの出馬ですよね。
彼は、真の意味での弱者の味方です。
真の強者は、弱者のために戦うのです。
騎士道精神というか、私はこういう人こそ政治家になるべきだと強く訴えます。

■共産党

一部の方は共産党のことを中国の共産党と同じだと思っている人がいるみたいです。つまり、共産党に投票すれば、中国みたいにプライバシーがなくなり、思想統制が始まり、自由がなくなり、国家権力に楯突くものは逮捕されるようになると思っているみたいです。

でも、どうなんでしょうか。私は別に日本の共産党はそんなものを狙っているようには見えないです。というか、自民党よりもはるかに一般国民の味方だと思えています。国会における共産党議員の方の発言を見ていても、どちらかというと完全に庶民の味方です。国家権力で国民を制限・統制しようとしているのは、今やむしろ自民党であり、それに隷従している公明党ではないかと思っています。

https://twitter.com/beppanman/status/1138040866772176897?s=20

この、共産党の小池さんが参議院で発言したこの動画がものすごい閲覧回数になっていると言われています。先ほど見たら、700万回以上も閲覧されていました。この、大企業・金持ち優遇の政策を中止して年金の底上げをしようと言っている小池さんの提言を、安倍首相は「バカげている」と一蹴しました。

安倍首相が「バカげている」と一蹴してしまう政策とは、弱者のための政策です。今まさに年金問題が炎上していますけれども、今から20年後30年後に年金を受け取る世代の方々は、単純に(自民党か共産党か)どちらが自分たちの味方なのかよく彼らの発言を見比べた方がいいと思います。

たとえ日本の共産党が中国共産党のような独裁国家を目指していたとしても、心配することはありません。どれだけ投票が伸びてもいきなり共産党が政権与党になることはないでしょう。それに、自民党だって今は独裁国家みたいなものを目指していますから、ものすごく乱暴な言い方をすると、そんなものは気にすることはないです。大切なのは自民党を中心とした政権与党だけで過半数になる現状を打破することです。

 

。。。

まあ、一応下書きしておいたので、ついでに下の文章も掲載しておきましょう。

 

■あの時の判断は間違ってなかった

一時期爆発的に拡散された安倍首相のインタビュー動画です。
爆笑問題の太田氏がきちんと突っ込んでくれているおかげで問題点が明確に浮かび上がっています。

私が見たところ、ここでのポイントは戦争というのは避けるべきものだと言っておきながら、でも結局最後には「苦渋の決断」だと言って戦争を肯定してしまうところだと思います。とても怖い考え方のロジックだと思っています。たぶん、彼は米国から要求されたらまた「苦渋の決断」だと言いながら自衛隊を海外派兵してしまうのではないでしょうか。「苦渋の決断」というのはかなり便利な言葉で、何でもかんでもそう言ってしまえば多少自分の責任が免責されるような効果もありそうですね。

さらに言えば、「大量破壊兵器がなかった」ことが分かった後でも、「あの判断は間違ってなかった」と言っているところだなと思います。その時には情報の伝達が間違っていたとしても、後からそれが間違っていたのだと言うことが分かったのなら、「あの時の判断は間違っていた」と言うべきです。なぜならば、間違った情報で多くの人が死ぬことは間違ったことであり、その事が分かった時点で少なくとも死者の痛みに応えるためにも「あの時の判断は間違っていた」と言えなければ再発防止が出来ないではないですか。私が気になるのは、一般市民が死ぬことに対する言葉の軽さです。

■高度プロフェッショナル法案

これも結構、一時期話題になっていました。
去年でしたか。2018年に高度プロフェッショナル法案が審議されている時、あまりにもその立法審議過程が不誠実だと言うことで各方面から集中砲火を浴びていました。私は日比谷音楽堂で開催されたデモ集会に参加したこともありますが、この時、加藤厚生労働大臣は「ご飯論法」と言われる不誠実な答弁に終始し、国会における議論を実の「ない」ものにしている印象が強く残っています。

https://news.yahoo.co.jp/byline/uenishimitsuko/20180507-00084931/

高度プロフェッショナル法案というのは乱暴に言ってしまえば「働かせ放題」制度なので、過労死遺族の方々がものすごく注目し、心配された法案だったわけです。

https://news.yahoo.co.jp/byline/konnoharuki/20180530-00085841/

https://www.tokyo-godo.com/blog/2018/05/post-34-601231.html

過労死しても自己責任!? 労働時間規制も労災もなくす「働かせホーダイ」改悪法案がドサクサまぎれに強行採決へ!! 高度プロフェッショナル制度の異次元の危険性!

その法案審議のさなかで撮影されたスナップショットです。首相と厚生労働大臣は楽しそうに笑ってますね。何が面白いんでしょうか。まあ、この法案は一般的な国民にはマイナスでしかないでしょうから、国民の側に立っていないんだろうなとは思わせられます。結局、この法案も他の多くの危険視された法案と同様に強行採決されてしまいました。

http://roudou-bengodan.org/topics/7250/

■自民党について(後編)

元・自民党衆議院議員である長勢甚遠氏(元法務大臣)は
「国民主権・基本的人権・平和主義」この3つを無くさなければ本当の自主憲法にならない、と発言しています。

えっ?という感じがします。どれも先進国の前提条件みたいなものだと思っていましたが、これを無くさなければならないと、自民党の元法務大臣が声高に主張しているのです。

http://www.dan.co.jp/~dankogai/blog/constitution-jimin.html

自民党改憲草案について、現行の憲法との比較表が掲載されています。
憲法第9条の2を見ればとても良く分かるのですが、要するにこれは集団的自衛権を追認しようとしていますね。国際社会の平和と安全を確保するための活動であれば、海外に出かけていって何らかの活動をする事ができるようになります。

ほとんどの日本人が気づいていない!! 自民党改憲4項目の #ヤバすぎる緊急事態条項で、より高まったファシズムへの危険性!安倍総理は臨時国会の所信表明で改憲への強い執念を表明!全国民必見必読の岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー

ああ、この辺でもう投稿してしまいます。
何と言っても思いっきり選挙関係の記事なので、公職選挙法の規定を気にして前日の23:59までには投稿を終えなければなりません。中途半端なのはお許し下さい。

みなさん、どうか明日は投票して下さい。日本の未来について少しでも思うところがあるならば、それを規定の方法に則って意思表示することもまた18才以上の有権者に課せられた義務だと思います。

それでは、今回はこの辺で。。。

 

追伸。今回私はれいわ新選組がイチオシなので言いますが、比例代表の制度がちょっと特殊なので分かりにくいです。候補者名も書けるけど政党名(政治団体名?)でも書けるそうです。個人的には「山本太郎」か「やすとみ歩」と書いて欲しいところです。よろしくお願いします。。。

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